2019年2月18日月曜日

日光輪王寺大猷院鉄燈篭

大猷院は徳川家光の法号である。家康を祀る日光東照宮に隣接する輪王寺境内にある。家光を祀る大猷院の前庭には鉄燈篭がおかれている。大猷院のそばには御三家、その手前には家臣の奉納した燈篭が左右一対ずつ並べられている。その中に、朝鮮の孝宗が贈った燈篭もある。
これは1655年の第6回通信使が日光に来たときに送ったもので、他の燈篭と異なり、竿部分が膨れていない直線型をしている。そこに国王が贈った旨の銘が刻まれている。


 また、このとき孝宗真筆の「霊山法界 崇高浄院」という書と、国書を入れた箱、大猷院前で唱えた祭文、銀製香炉、楽器などがもたらせれ、輪王寺に渡された。これらは輪王寺宝物殿に保管され、不定期に公開されている。

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