韓国YMCA(水道橋)
独立宣言記念碑は韓国YMCAの玄関前にある。
1919年2月8日、日本に留学していた朝鮮人留学生によって独立宣言が発表された。パリでは、同年1月から、第一世界大戦の講和会議が開かれていた。会議は18年に米国のウィルソン大統領が発表した14カ条の原則に従って行われた。ウィルソンの原則の中には、民族自決が含まれていた。在米朝鮮人や上海の新韓青年党は独立の意思を示したが、無視された。この流れの中で日本の留学生も18年末から準備した独立宣言が発表され、ソウルで発表された3.1独立宣言の導火線となった。
韓国YMCAは1906年、朝鮮基督教青年会として発足した。1905年に締結された第2次日韓協約により、韓国公使館が閉鎖され、留学生も監視対象になっていった。YMCAは宗教施設であるため、日本当局の監視も弱く、留学生が集まる場所となっていった(まったく監視がされなかったわけではない)。YMCAも留学生の保護を行ってきた。このためYMCAが独立運動の拠点となっていったといえる。在日本韓国YMCAには2.8独立宣言記念展示室がある。なお、独立宣言が行われた当時の朝鮮YMCAの場所は、原位置とは異なる。
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